2018年9月18日 (火)

晴れた北海道を撮りたい

 今年の北海道は、新たに導入したカメラを持って行った。昨年は一眼レフのD700を持って行ったが、重くてデカかったので、ミラーレスを買ったのである。製品はオリンパスのペンFだ。コンパクトで、なによりもカッコいい。ファインダーもあるしね。

 ということで今回は本編には収録できなかった写真を掲載しよう。P8270092_2
摩周の街の銭湯。なんと200円!
先客は軽トラのおじさん。おじさんもバイクに乗っているとか言ってた。
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アイヌコタンにて
 P8280120_2 興部の街にあった電車。半分は宿みたい。グループツーとかにいいかもね。P82901342_2
西興部のキャンプ場は村のレジャー施設に併設。フォトジェニックな施設だった。P8290135_2
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宗谷岬で食ったホタテラーメン。ホタテのデカいこと。
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宗谷丘陵。不思議な地形だ。
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ペンFのバッテリーがギリだったので、予備のリコーGRで撮った。西興部の朝食。
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これもGR。初山別の夕食。ウィンナー入りパスタ・カレー風味。
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初山別のセコマ前にいた野良。レンズはアダプターで装着したニコンAi 35㎜/F2。
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敦賀港到着直前、フェリー飯を食う。少々高かったが、マトモなメシが食いたかった(苦笑)
 こうやって見返すと、曇りの写真ばっかりだね。
 来年(?)は晴れてくれー。P8290187

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2018年9月14日 (金)

Straying clouds on the horizon.

 雨音がテントの中まで聞こえてくる。雨量は少なそうだが、あまりいい寝起きではない。そんな中、早朝にもかかわらず、一台のバイクが駐車場を出ていった。前日、同じタイミングでキャンプ場に到着した男性だった。P8300205_2
 ほどなくして雨は止んだ。まわりの人につられるように、おれも大急ぎでテントを畳む。これでしばらくはこのテントを広げることもないだろう。できるだけきれいに畳んでおきたいが、急いでいるのでうまく丸めることができない。
 テントをたたみ、荷物を荷台にくくり付ける。少し離れた位置では、前日、暗くなって到着した若い子が地図をじっと眺めていた。彼は初めてのキャンプだったようで、そばにテントを張っていたBMWのおじさんからテントの張り方のレクチャーを受けていた。
 手元には前夜飲めなかったハイボールがあった。これから北に向かうという彼に、そのハイボールを渡す。そういえば、おれも初めて北海道に来た時は、こうやっていろんな人からいろんなものをもらったっけ。
 右手に日本海を臨みつつ、国道232号を南下し、苫前の街で国道239号に入る。今までの景色とはうって変わり、行く先にはうっそうとした森と連続するタイトコーナー。晴れていれば気分も違っただろうが、今にも降り出しそうな空の下ではあまりいい気持ちではない。先を急ぐことばかり考えていた。P8300213
 士別を超えて幌加内へ。そば畑を貫く国道275号を南下。幌加内峠の手前で道道72号に入り、旭川へと抜ける。混み合う旭川の街はさっさと走り抜けたかったが、ここにきて一気に雨が降り出した。いいタイミングでコンビニがあったので、たまらず駐車場にバイクを滑り込ませた。P8300214
 コーヒーで一息入れているうちに雨脚が弱まったので再び走り出すのたが、ほどなく雨脚は強くなり、たまらずガソリンスタンドに逃げ込んだ。どうせならと給油しつつ、この旅で初めてとなるカッパを着込んだ。P8300216
 旭川空港の脇を抜け、美瑛へ。こんな空模様だが、せっかくなので少し眺めてみよう。P8300230
 美瑛の丘に到着すると雨は止んだ。晴れていれば最高の景色だったんだろうけど、雨が降っていないだけマシと考えるべきなんだろう。ここの景色は、次回以降の宿題としてとっておこう。

 美瑛を後にし、またもや振り出した雨の中、富良野の街に出た。街の外れ、国道沿いには、ゲストハウス・チョコボールの主が懇意にしているバイクショップがあった。挨拶がてら立ち寄ることにした。

 バイクショップで小一時間ほど過ごすと、重くなりかけた腰を上げ、雨でドロドロになったバイクにまたがった。この先も太陽は拝めないだろう。

 苫小牧まではまだまだ距離がある。もうひとふんばりだ。P8300235_2

追記
 スケジュールがなかなか決められず、結果的に大急ぎの北海道となってしまった。天候にも恵まれず、正直なところ消化不良の印象である。
 名古屋に戻った翌日、ありがたいことに緊急の仕事が入り、その後も間断なく仕事が続いた。帰ってきてから数日は旅の余韻に浸るヒマもなかったが、ひとまず仕事が落ち着いたタイミングで苫東の地震が報じられた。
 直前に当地を走っていることもあり、地震の報道は特に気持ちをざわつかせた。
  遠く離れた場所でおれができることは、募金をする以外には何もないだろう。報道を受けて書くことを自粛しようかと考えたが、せめて気持ちだけでもかの地に寄り添いたい。だからこそ、あえてこの時期に記録を上げたのである。

 それがこの土地の景色や人に引き付けられた者としての態度だと思っている。

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2018年9月12日 (水)

遠くの空は晴れている

 天気予報はあいかわらず芳しくない。とはいえこの日を含め、旅の残りの日程は2日のみで、好天は望むべくもない。
 北海道に上陸し、ここまで北上してきたものの、今日のうちに少しは南下しておかないと、最終日に相当な距離を走らなければならなくなってしまう。バイクに荷物を積み終えて、地図とにらめっこしてみるものの、出発直前まではっきりとした行先を決めることができなかった。
「ひとまずは、日本海側に出てみよう」
 出発前は宗谷岬を目指すつもりだったが、台風によるフェリーの欠航もあり、今回は断念するつもりだった。とはいえ岬の周辺や、宗谷丘陵の「最果て感」は、もう一度味わいたい。なんとなくモヤモヤした気分のままバイクを走らせると、ほどなく下川の街に着く。セイコマートにピットインして朝食を取り、相変わらず地図とにらめっこ。曇り気味の空からは、時おり日差しが降り注ぐ。
「今日はどこまで行くんですか」
 バイクの隣にクルマを止めた地元のおじさんが話しかけてきた。行先がはっきりしていないという旨を伝えると、おじさんはいろいろ名所などを説明してくれた。
「北海道らしさっていったら、やっぱり稚内あたりかな。サロベツとか」
 北の空は青かった。時間もまだ余裕がある。走ってみるか。P8290139
 名寄から国道40号に入る。バイパス区間を快調に飛ばし、幌延、豊富を抜ける。午前11時半過ぎ、稚内に入った。このぶんなら正午過ぎには岬に着けるだろう。視線の左方向、はるか先に岬が見えてくる。 海沿いに出ると、とたんに風が強くなり、気温が一気に低く感じられるようになった。
 12時半頃、宗谷岬の駐車場に到着した。P8290140

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 丘の上の食堂でラーメンをすすり、道道889号を南へ向かう。昨年も走った宗谷丘陵だ。P8290148
 岬よりも、この景色が見たかったからこそ、無理を承知でここまでバイクを走らせたのだ。
 道道をつなぎ合わせ、国道40号バイパスに戻る。P8290164
 
豊富の街まで南下してサロベツ原野を抜けると眼前に日本海が現れる。このルートは何度か走ってはいるが、南に向けて走るのは初めてだ。
 オトンルイカの風車を超え、天塩、遠別と走り抜ける。初山別に入り、目星を着けたキャンプ場の位置を再確認しようと道の駅にバイクを止める。すると目的のキャンプ場は、道の駅のすぐ隣だった。P8290196

 買い出しを済ませてキャンプ場に戻ると、雲に隠れていた太陽が顔を出してくれた。いよいよ明日は最終日。昼過ぎから雨の予報だが、明日のことは明日考えればいい。今はこの夕日をじっくりと眺めよう。P8290191

続く

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2018年9月 9日 (日)

鉛色の海

P8270094 2泊目の宿は昨年も泊まった多和平だ。すぐそばの別のキャンプ場ものぞいてみたのだが、キレイで安いのはいいとして、ファミキャンが多く、なんだかケツがむず痒い感じだったのでパスすることにした。
 多和平はおれを含め6人のみ。そのうち5人がバイクで、ひとりはチャリ。全員がソロだった。P8280096

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 翌朝は、予報通りの曇り空。せっかくの景色だが、こうなってしまうとどうしようもない。展望台には上らずに、いそいでパッキングする。他のライダーとひと言二言言葉を交わした後、キャンプサイトを後にした。

 まずは摩周湖に向かうものの、当然天気は相変わらず。しかも湖に近づくにつれて視界もどんどん悪くなる。これでは湖を拝むことなど到底無理である。4回目にして、ついに湖を見られなかった。婚期近し、なわけはない(苦笑)。P8280105
 美幌峠に入ると、天候は先ほどよりも少しはマシになるものの、相変わらずどんよりとした空模様。かろうじて中島は見えるが、写真を撮ってすぐに展望台を離れることにした。P8280112
 美幌の街から北見へ。そこから国道333号、道道685号を経由してサロマ湖畔に出る。国道238号に出た後、右手にオホーツク海を望みつつ、バイクを北へと走らせる。曇り空のオホーツクはまさに鉛色。空はどこまでも曇っていて、まるで気分も盛り上がらない。さっさと昼飯を食って、今日の寝床を探すことにしよう。P8280114
 紋別で食ったかにチャーハン。

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 オホーツクの写真を撮ろうとパーキングに寄ると、先客が休憩中。なんとこの姿勢で昼寝していた。

 興部から国道239に入り、西興部村のキャンプ場に到着する。テントを張る場所を探していると、先客のおじさんが、自分の横のフラットなスペースを勧めてくれた。P8280122
 旭川から来たというおじさん、目的は渓流釣り。たくさん釣れたヤマメをふるまってくれた。
 徒歩数分の距離にある日帰り入浴施設で汗を流し、そのまま歩いて晩飯を買う。そろそろ栄養のあるものが欲しくなった。今夜は肉でも食うことにしよう。 

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 セイコマートで買った豚バラとカット野菜を炒めてみた。
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 今宵の寝床もじつに静かだ。明日はどこに向かおうか。

続く

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2018年9月 7日 (金)

胆振から峠を越えて道東へ

P8270060 雨に打たれた昨夜とはうってかわり、この日の天気は良さそうだ。8月とはいえ、雲は高く、暑さも一切感じない。
 P8270061起き抜けの胃にコーヒーを流し込み、急いでテントを畳む。日程が短いので、時間は極力無駄にしたくない。久々に張ったテントなので、畳むのには少々苦労したが、なんとか1時間弱程度ですべての荷物をバイクに積むことができた。
 キャンプ場の管理棟のそばには、公園整備のおじさんが数名。そのうちの一人が、おれのバイクを見ていろいろと話しかけてきた。おじさんに、これから向かう方向を告げると、おじさんはルートを教えてくれた。
「国道に出て右に曲がれば厚真に向かうから、そこからむかわに出て、その後国道に入ればいいよ」
 おじさんにお礼を告げ、キャンプ場を後にする。言われた通りの方向にバイクを走らせ、丘を越えると小さな集落が現れる。ここが厚真の街だろうか。北海道の小さな街にありがとな、十字路を中心に街が広がっているという印象だ。
いつのまにかおじさんから聞いたルートを外れてしまい、太平洋岸に着いてしまった。
 道道74号を北東に走り、平取で国道237号へ。そして日高の街で国道274に入ると、その先は日勝峠である。
 この峠は一昨年の水害でしばらく通行できなかったそうだ。この時は通行止めは解消されていたものの、あちこちで工事は継続されており、国道に沿った川には今も氾濫の名残が見て取れる。P8270065
 峠の展望台で休憩。標高が上がるにつれて霧が立ち込めて視界が利かなくなったが、展望台から東のほうを見ると、どうやら晴れているようだ。P8270071

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 峠を越えると、いかにも北海道らしい、まっすぐな道路が連続する。士幌を超えると国道は北東方向に向きを変え、その先に足寄の街がある。P8270082
 足寄の街についたのは午後1時頃だった。駅の前にある小さな食堂に入ると、メニューには豚丼の文字。そういえば北海道に上陸してからマトモなものを食っていない。今日のランチはコレに決まりだな。P8270080

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 足寄の街を出発し、国道241号で阿寒湖を目指す。途中オンネトーに立ち寄りつつ、阿寒湖畔のアイヌコタンに到着する。アイヌのお土産店が立ち並ぶこの場所は学生時代にも寄っていて、当時買い物をしたお土産店も健在だった。ちょっとのぞいてみようか。P8270091
 店内は木彫やら衣類やらが所狭しと並べられていたが、その中には見覚えのあるデザインのバンダナも売られていた。そういえばこのバンダナ、かつてここを訪れた時に買ったものだ。
 せっかくなので買い物していこう。バンダナもいいが、今回はその隣にある同じデザインの手ぬぐいにしておこう。P9070245
 おれもオッサンになったものだ(笑)


続く

 

 

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2018年9月 5日 (水)

9月1日は、秋である。

 夏の定義とは、いったいどんなものなのだろう。日にちで区切るものなのか、それとも気温なんだろうか。
 個人的に言うならば、やはり夏は7月から8月までである。いくら暑かろうと、91日は夏ではない。空に入道雲が浮かんでいても、夏ではないのである。 

 漠然とではあるが、昨年同様、今年も北海道に行こうと考えていた。スケジュール等もある程度考えていたのだが、ピンポイントで仕事が入ったり、天気が悪かったり。そんなこんなで、結局旅の期間は824日から831日という短いものとなった。
 今年は台風の当たり年で、これまでに何個も上陸している。しかもいよいよ出発というタイミングで、まさかのツインタイフーン上陸。結局予約したフェリーは欠航となってしまい、ただでさえ短い旅の期間がさらに1日減ってしまった。
 おれが乗るはずだった船を止めた台風は、25日の未明に日本海に抜けた。延期した船の出航は同日の夜中である。おれは夕方自宅を出発すると、混み合う市内を避けて高速に乗り、関ヶ原で一般道へと降りる。ちょうど夏祭りの際中だった木之本を過ぎて峠をひとつ超えると、ほどなくフェリーが出航する敦賀港に到着した。P8250005
 フェリーは苫小牧港行きで、航行の時間は20時間ほど。読書、メシ、昼寝、そして読書という感じで時間をつぶす。天気は晴れたり曇ったりという感じ。北海道の天候が気になるが、洋上なのでネット回線もつながらない。いちいち気にしてても仕方がない。もし降られたら、その時考えればいいだろう。

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 苫小牧港に着岸したのは、定刻ぴったりの2030だった。

 今回の旅も全行程キャンプを予定していて、この日のキャンプ場も目星はつけてあった。苫小牧港からキャンプ場に向かうルートがわかりにくく、走り出して早々にミスコース。街灯はほとんどなく、しかも雨まで降ってきた。いきなりの洗礼である。

 港を出て1時間ほどでキャンプ場に到着した。そこには真新しいバイクと、浅黒いマッチョマン。昨年お世話になった、ゲストハウスチョコボールの家主だった。チョコボール氏は購入したバイクを富良野まで取りに行った帰りに、わざわざキャンプ場に寄ってくれたのである。P8260044
 チョコボール氏の淹れる絶品特濃コーヒーを飲みつつ、しばし再会を懐かしむ。小一時間ほどすると、チョコボール氏は暗闇に向かって走り出したP8260049
 天気ははっきりしないだろう。でも、今回もきっといい旅になるだろう。そんなふうに思いながら、テントにもぐりこんだ。

続く

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2018年9月 4日 (火)

名機

 ツーリングの際に悩むのがカメラである。近所を走る際はコンデジを持って行けばいいのだが、ロングの場合は、やはりコンデジではなく一眼クオリティが欲しい。そのため昔使っていたD700を持って出ていたが、さすがに重くてサイズもデカい。腰につけたホルスターバッグに入れているが、ロングでは腰回りに疲労が溜まってしまう。
そんなこともあり、ミラーレスの導入を考え始めたのが昨年の夏過ぎだった。北海道ツーリングで少々堪えたのである(笑)。
そして今年、夏のツーリングを前についにミラーレスを導入。いろんな機種を検討した結果、もっともスタイリッシュでコンパクトだったオリンパス・ペンFを選んだ。新品はわりといいお値段がするので中古を探したが、コンディションもかなりいい。
 
サードパーティのレンズ変換アダプターも買ったので、使っていないニコンのAiレンズも使えるようになった。
 大事に使おうっと。

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2018年8月21日 (火)

ほうのきか、ほおのきか。それが大きな問題だ。

 WEXほおのきラウンドに参戦した。会場が遠いので、今回は前乗りだ。
 お相手はいつもの酔いどれメカ長である。

Dscn7708_ 地元スーパーであれこれ買い込み、オッサン同士でしっぽり飲む。飲みペースが早かったのか、気持ち悪くなってえづいてしまった。

 メカ長のイビキに悩まされつつ就寝。夜半に雨が降ったようだが、起きてみると雨は上がっていて、コースも大丈夫そうだ。

 午前810分、レースがスタート。


 スキー場のコースは結構なアップダウン。傍目に見ていると、あんな坂をのぼれるんだろうかと思っていたが、走ってみるとわりかしトラクションもかかり、わがME06もブリブリと登坂する。んが、山の頂上の手前の坂はかなりの角度で、しかも少々ガレ気味で、ラインも定まらない。案の定、1周目から遭難者が続出している。Dsc_7806_

 12周目は何とかこの坂を上り切るものの、3周目、あと少しで難所を乗り切れるというポイントでデカい石にフロントを当ててしまい、あえなく転んでしまった。

 何とかバイクを起こし、どのようにリカバリーするかしばし考える。いったん坂を下りるのが有効そうだが、せっかくここまで登ってきたのに下りるのはもったいない気がする。そうこうしているうちにマーシャルがやってきてバイクを押してくれた。その勢いでなんとか難所をクリアすることができた。

 その先の給水ポイントで少し体を休めた後、コースへと復帰。
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 4周目以降、ようやくコースにも慣れ、件の急坂ではロー固定でアクセルをあおりながら慎重にバイクを走らせる。5周目を終えると、L1の表示が出された。スタート直後は早く終わってほしいと思うものの、この表示を見ると「もう終わりなのか」と思ってしまう。

 最終ラップ、例の坂のとっつきで転んでしまうものの、すぐさまリカバリー。あとはノーミスでなんとかチェッカーすることができた。

 結局転んだのは2回のみ。思いのほか上手く走ることができたのだが、やはり3周目にバイクを長い間止めてしまったことがリザルトにモロに響いた。結局順位は132台中89位。相変わらずの「下の上」といった位置である。
 

 次は秋の朽木参戦をもくろんでいて、最終戦のスラムにも出てみようかと思っている。次はせめて「中の下」くらいでゴールしたいものである。

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2018年7月 6日 (金)

ガソリンスタンドでバイトしていたころ

 20代半ばくらいの頃、ガソリンスタンドでアルバイトしていた。
  時給は安かったが、仕事自体は面白かった。同僚らとも仲良くなり、仕事なのか遊びなのかわからないような日々を楽しんでいた。

 小さなスタンドだったが、顧客は多かった。女性の常連さんからバレンタインチョコをもらったりしたこともあった。人見知りだったおれだが、不思議とうまい具合に接客ができて、お客さんからの評判も決して悪くはなかったと思う。

 このアルバイトで、いろんなお客さんと接することができた。なかでも、今でも鮮明に記憶しているお客さんがいる。

 いつごろからか頻繁に店に通いだした三菱のデリカ。遠目に見てもずいぶんくたびれた状態で、車内にはいつも人がいっぱい乗っていた。給油中、彼らはずっと前を向いたままで、隣同士で話をするようなこともない。給油を終えると運転手は現金で支払いをする。決まって万札を出してきて、しかも財布からではなく、薬を入れるようなビニール袋から札を取り出していた。

 あるとき灯油の配達を頼まれ、近所の建物に向かったことがあった。向かった先で出てきたのは、件のデリカの連中だった。彼らはあいかわらず無駄口を一切話さない。支払いは、やはりビニール袋の万札だった。

 ほぼ平日に訪れていたデリカ号だったが、あるとき日曜日に来ることがあった。しかも車内には運転手以外に誰も乗っていなかった。珍しいこともあるものだ。

 運転手は相変わらずおれたちスタッフには一切興味がないといった様子で、無表情のまま車のそばで立っていた。彼らのそんな態度にもすっかり慣れたおれは、いつものように運転席の前のガラスを拭いた。ダッシュボードにはカセットテープが無造作に置かれていた。

 紙のケースに入ったカセットテープ。そのケースには髪の長い、ひげ面の男の写真が印刷されていた。

 彼らがどういう人たちなのかということを、おれはこのカセットテープで初めて知ることになる。そして少なからず、背筋に寒いものを感じたのだった。

 現場へと向かう道すがら、ラジオから聞こえてきたニュース速報は、およそ20年ほど前のそんな出来事を、にわかに思い出させてくれた。あのスタンドは、これから向かう現場とは目と鼻の先にある。
 



 

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2018年7月 2日 (月)

長すぎるレシピのなかの、ちょっとしたコツ

 ヒトリモノがつくる料理として常に人気を誇るのがチャーハンである。たぶん。
で、ご多分に漏れずおれもしょっちゅうチャーハンを作っている。自分なりのコツとしては、味付けは創味シャンタンと塩、こしょう。あとは強火でひたすら鍋を振るといったところだろう。
ところが先日、自宅で仕事をしていた際に聞いていたラジオで、ちょっとかわった料理研究家の人が登場していて、チャーハンについて語っていたのを聞いて、若干目から鱗な思いをしたのである。
料理研究家氏はこれまで自著を数点出版しているが、いずれもひとつの料理についてひたすら研究、実験を繰り返して最高の味を求めるといったもの。最初は確かペペロンチーノで、その次がハンバーグだった。いずれもキャッチコピーに「世界一長いレシピ」とうたわれている。おれはまだ読んではいないのだが。
 料理研究家氏は、同じようなチャーハン本を上梓したとかで、ラジオでもその本について語っていたというわけなのである。
料理研究家氏は、話の中でちょっとしたコツを披露してくれた。いわく「玉子は黄身のみを使う」。そして「米は鍋に押し付ける」とのこと。
ラジオは昼前の放送だったため、その日のランチは当然チャーハンになったというわけだ。

 コツをそのまま実践してみると、これまでのおれのチャーハンの味とは2段階くらい高いレベルのチャーハンができてしまった。特に「鍋に押し付ける」は効果的で、それまではなんとなくべチャッとしていた食感が、香ばしく変化したのである。これは旨い!

 適度なパラパラ感を味わいつつ「これでまた、独身のスキルがアップしてしまったようだ」と独りごちたのであった。

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